TSUGIANIME – 中国の動画配信サービスiQIYIが、AI技術を本格的に活用した新たな長編ウェブドラマ『不羡鸳鸯只羡仙』を発表した。主演には沈羽潔(シェン・ユージエ)と陳鶴一(チェン・ハーイー)が名を連ねており、従来の実写ドラマとは異なる制作方式が大きな注目を集めている。

今回の作品で特徴的なのは、2人が通常の撮影現場でキャラクターを演じるのではなく、自身の顔や声などをAIによるデジタルキャラクターの制作に使用する点だ。本人たちの肖像や声の利用について正式な許諾を得たうえで、AIを用いて作品内の人物を構築する方式が採用されているという。

作品では、沈羽潔が黄豆豆、陳鶴一が陸陽というキャラクターを担当する予定。ドラマの公式発表では、2人の名前とキャラクターが紹介され、新プロジェクトへの期待を高める形で9月23日の続報が予告された。

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特に注目されるのは、AIを単なる映像加工の補助として使うのではなく、俳優のデジタル表現を作品制作そのものに組み込んでいることだ。これによって、従来の撮影方法とは異なる映像制作の可能性が広がる一方、AIによる俳優表現が長編ドラマでどのように受け入れられるのかにも関心が集まっている。

一方、この新しい試みは発表直後から中国のネットユーザーの間でもさまざまな反応を呼んでいる。AIで再現された俳優の姿に新鮮さを感じる声がある一方、従来の実写作品とは異なる映像表現に違和感を覚えるという反応も報じられている。

沈羽潔はこれまで『民国大侦探』や『以愛為営』、『難尋』などの作品に出演してきた中国の女優で、iQIYI作品でも活動している。今回のAIドラマでは、本人が直接カメラの前で演技するのではなく、デジタル上のキャラクターを通して新しい形の出演に挑戦することになる。

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『不羡鸳鸯只羡仙』は、俳優の肖像や声を正式にライセンスしたAI映像制作の事例としても注目されている。今後の続報では、ストーリーやキャラクターデザイン、配信時期などの詳細が明らかになるとみられ、AIと中国ドラマがどのように融合していくのかが焦点となりそうだ。

中国ドラマとは?

中国ドラマとは、中国で制作されるテレビドラマやオンライン配信作品の総称で、中国語圏では「華流ドラマ」と呼ばれることもある。現代恋愛、時代劇、宮廷もの、ファンタジー、ミステリーなど幅広いジャンルが存在し、近年はiQIYIやTencent Videoなどの動画配信サービスを通じて海外でも視聴されている。

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